twitterの前振り

噂 (新潮文庫)

噂 (新潮文庫)

昨晩こんな本読みました。都市伝説が現実化するというサイコ・サスペンスですが、背景にある噂・口コミを利用して商品を販売するという構成がにくい(twitterとかを想起させられました)。
10年前(当時自分はサル中学生)の本なのにネット関連へのアンテナもびんびんに立っていて、著者のセンスが感じられます。


あ、内容自体は軽い文体で読ませる感じ。24時に読み始めて5時前に読破するまで止まりませんでした。「衝撃の結末を迎える」とあったものの、犯人は途中でなんとなく分かったのでこんなもんか・・・思っていたら、最後にどーんみたいなw
帯には「衝撃のラスト1行に瞠目」とあったようですが、帯がついてなかったため途中で最後の1行を見てしまっていて、でも全く別の解釈をして油断していた・・・というなんとも複雑な。。今夏最後の肝試しだと思い、読んでみるのもありっすよ。



ちなみに、この『噂』ですが、開高健の本をきっかけに出会いました。

知的な痴的な教養講座 (集英社文庫)

知的な痴的な教養講座 (集英社文庫)

ここで紹介されているある同名の本Amazonで探す時に、偶然ヒットしたというわけです。
しかしこのおっさん、異常に見識が幅広い&深く、センスの塊みたいな人ですね。この本をきっかけ数冊トライしてみるつもり。



あと、同じネタでいくとこのゲームも・・・。

ペルソナ2 罪

ペルソナ2 罪

"噂を操るRPG"というキャッチフレーズが懐かしい。女神転生を含め、アトラスのゲームは個人的に結構好き。
こちらは11年前の作品のようなので、ある意味上記『噂』よりも先見の明ありですな。